太陽が目をつむる 4.あすなろは唄う【後】 べっと吐き出した唾液には血赤が混じっている。歯があたったせいで口のなかが切れたのだ。下唇と前歯の間で皮がむけてしまっているのがわかった。 病院の真正面だ。 口元をおさえたサスケの前、拳を白くにぎりかためたナルトは肩で息をしている。睨みあげたサスケがなにかいおうとするより早く、ナルトの左足が浮いた。踏み込んでくる。 こめかみを狙って入れられそうになった右足をなんとか左手で受け流した。蹴り技は殴るよりずっと威力がある。 「っ」 もう一発、蹴ってこようとするのに右足に腕を絡めたのを軸にナルトの顎をめがけて足を振り上げる。うお、と声をあげて仰け反った顎を、爪先がわずかに掠めた。 「くそっ」 顎をゆさぶられて三半規管がまともに狂ったのか、ナルトがたたらを踏む。それでも連続でいれられそうになったサスケの踏み込みをなんとか凌ぐ。 「ドベが」 「ドベじゃねえ!」 お馴染みの厭味に間髪いれずナルトは怒鳴り返す。肘が顔面を狙うのを、上体をまげて避けたサスケは身を返しざま、ナルトに裏拳をたたきこんだ。 「いきなり殴ってきやがって、なんだってんだてめえは」 「とぼけんじゃねえ!」 勢いよく腕の背ではじき返したナルトの、勢いにのまれてサスケが僅かに目を見開く。 「この期に及んでオウジョウギワが悪ぃんだってばよ!サイのことだって考えっけど、おめえだからしょうがねえって思ってたんだぞ!」 「……なんの話だ」 なんでサイの話がでてくるかさっぱりわからない。異星人と話しているような気分になるのはなぜだろう。言葉がぜんぜん通じ合っていない。もともとお互い言葉がたりるたちではないが。 「サクラちゃんのことに決まってんだろ!」 はじきあうように間合いをとった二人がにらみ合う。だらっと力をぬいて腕をさげたナルトが、てめえほんとたいがいにしろ、と低い声で呟いた。まったくなにをいっているのか意味がわからない。歯ぎしりをして睨みつけてくるナルトにサスケもまた眉間に皺をよせた。 「サクラがどうした?」 「どうした、じゃねーだろが!このボケ!」 突然、サスケの頭の後ろでボッ、と風がいきなりふきつけるような低い音がなった。 「!」 日が翳ったのか、つかの間うすい闇がおちて通り過ぎる。なんだ、と思うよりはやく、後ろからとんできた巨大ななにかがナルトの顔面をぶちのめし、押し倒す。ぐわんぐわん、と唸って土の上でまわるのはドラム缶だった。 いったい何処から、と思ったサスケは振り返る。 「ボケはあんたよ!バカナルト!なにやってんの!」 土ぼこりを蹴立てて突進してきた、当のサクラはサスケの横をとおりすぎるとひっくりかえったままのナルトの襟を掴みあげた。脳震盪をおこしているのか、重心が定まらないようすでぐったりとしたナルトに腕をふりあげる。サスケはとっさに目をとじた。 むぎゅうっとおもいきり耳をひねりあげられる。地味に痛い。 「った、いたい、いた、ごめ、わ、ごめん、ごめんってばサクラちゃん!」 「その鳥頭は冷えた?」 「冷えた、ひえた、もうキンキンっ、に冷えた!もう冷えたから!勘弁!」 頭を両腕でかばったナルトがしゃがみこむのに、サクラはふん、と鼻をならすとようやく耳をつねり上げていた、ほそい指をはずしてやった。ほっと同時に息をほどいたサスケとナルトは、足元にのびた見覚えのある影法師に顔をあげた。あれ、と眉を寄せる。 「……なにやってるの」 「サクラ?」 「サクラちゃん!」 サクラがサイと並び書類をかかえて立っていた。形のいい眉をよせて、おおきな目を眇めると憤然と両腕を組んだ。 「病院の前でうるさいと思ったらなにやってるの。それに悪趣味よ」 「この格好なら頭冷えるかなあってさ」 のんびりと響いた、聞き覚えのある男の声にナルトが口をぽかんとあけ、サスケはチ、と短く舌打ちをする。 「下手に仲裁するより、こっちのがきくでしょ」 ばふん、とあがった煙から見慣れた猫背が見える。カカシはナルトをみてそれからサスケを見て、やれやれと頭を掻いた。 「暴れてるからなにやってんのかと思ったじゃない。いい加減、オレに仲裁させないでよね。サスケ、顔怪我してるけど平気?」 「オレはぜーったい謝んねえ!」 「ナルトは頑固だもんね」 「サイ、ちょっとこれもってて」 しゃがみこんだ姿勢のまま、つんと顔をそむけるナルトの傍、サイに書類を押し付けたサクラがつかつかと歩み寄る。ちょっと青ざめたナルトの両のこめかみにサクラの拳が押し当てられた。 「いーいーかーら、キリキリ白状しなさい!どういうこと?」 ぐりぐりとねじ込まれて、カカシとサスケは思わずうわ、とこぼしてしまう。そんなこといえるもんか、とばかりに両手で口元を押さえたナルトはぶんぶんと首をふる。涙目で蛤のように口を閉じて頑としていおうとしない。 拳がいたくなったのか、ため息をついたサクラはサスケを振り返った。 「もう、頑固なんだから。サスケくんは知ってるの?」 「いや」 「とぼけんじゃねーよ!」 やおら怒鳴ったナルトにサスケは眉をしかめて低い声で返すばかりだ。 「さっきからそれしかお前いってねえだろうが。いったいオレがサクラになにしたってんだ」 「なにしたって、てめーのことだろうが!カンニンブクロの緒もちょんぎれるっつの!」 「おまえに堪忍してもらうことなんざない」 「てっめ!」 「いい加減にしなさい!このバカども!話がちっとも進んでないわよ!」 どなったサクラの剣幕にあたりがしん、としずまりかえる。耳が痛くなるような沈黙の中、ナルトの大声がばからしいほど響いた。 「おまえがサクラちゃんに手ぇだしたんだろうが!」 カカシとサイが「え?どういうこと?」と場違いにのんびり呟いた後ろ、どさどさどさっと書類の束がくずれる大きな音が響く。硬直したイルカが油の切れたネジ巻き人形のようなぎこちない動きでみつめてくるのに、サスケとサクラは同時に誤解です、と叫んだ。 アカデミーの保健室は夕陽の影がながながと落ちていた。 「産婦人科からサクラが出てきたから?つまりはそういうことだと?思ったってわけね。……ああ、こないだ産婦人科に二人で連れ立って行ってたの見た?あーそうなんだ」 サクラに叩かれてまだ痺れた口元をおさえつつ、もごもごというナルトの言葉をカカシがうんうんと頷きながら拾う。サクラの手に握りしめられている280ミリリットル入りの紅茶缶が破裂しそうで、保健室にいる男性陣はさっきから心臓がドキドキと駆け足でうごいていて落ち着かない。 「吐いてたの見た?ああ、つわりかとおもったの?」 「入院じゃなくて入院のお見舞いとついでに胃が痛いから見てもらっただけ。吐いてたんじゃなくてうがい。風邪予防よ。婦人科にかかったのも先月ちょっとおかしかったからかかっただけよ。産婦人科っていったらなんですぐ妊娠とか思うのよこの単細胞」 デリカシーのカケラもない、とつけつけ一息に云われ、まあまあ、となだめるイルカに手当てをされながらナルトはどんどんしょげ返っていく。 「これで私、明日には中絶したことになって、来週にはもう子持ちとかいわれるんじゃない。どうしてくれるの」 「そしたら責任とる!」 意気込んで前のめりでいったナルトもサイがぼくもブス女ならいいよ、というのもサクラは黙殺だ。いちいち怒っていたら身がもたない。ふん、と鼻で笑いとばす。 「調子いいわよ。それに私、付き合ってるひといるから」 がばっと顔をあげたナルトが大声をあげそうになるのを押さえ込み、硬直したサスケの後ろから身をのりだしてカカシがへえ誰、とのんびり呟く。ナルトがサスケの足を蹴飛ばした。 「どういうことだってばよ!やっぱ、サイかよ!」 ナルトにサイが首をかしげて、サクラを見た。 「ぼく?」 「は?なんでサイ?ごめんね、先生」 「……や、こうなったらしょうがないしな。ほら、終わったぞナルト」 包帯に鋏をいれ、止めたイルカは救急箱に手早く道具をしまっていく。なにか会話がおかしい。 「こんなとこでいうのも、非常になんですが、まあその」 かり、と横一文字の鼻の傷をイルカが撫でて、呆然とかたまったナルト、サスケ、カカシの眼を見回す。よいしょ、と両膝に手をおいて、いつもきれいな姿勢を改めて正す。立ち上がったサクラが隣の席に腰を下ろして、ふたりは見詰め合った。そしてスクリーンの恋人同士のように微笑みあう。 「結婚を前提にしたまじめなお付き合いを、させてもらってます」 じゃあこれで、と連れ立って帰っていったイルカとサクラ、それとサイをを見送っていたところで、カカシの傍らで声にならない悲鳴がきこえた。 「あっ、手ェつな……!」 なんとか頬の内側を噛んでこらえるカカシの横で、異口同音に聞こえた。 「てめえがぼやぼやしてっから……!」 おまえら二人ともその科白なんかおかしくないか、と考えたところで、雲ひとつない空から頭のてっぺんに落ちてくる雨粒のようにいきなり悟った。 (ああ、そっか) カカシは悟った。あの夜、サスケがどうしようもなく打ちひしがれて、流れ星をみては恨めしげにぐちっていた理由。ナルトがあんまりも怒り狂ったわけ。 割れた皿がもどる、逆回しの映像のようにピースが嵌まっていく。 ばかな子達だなあ、と思ってついに頬の内側を噛んでいた効果も台無しになる。お互い足を踏みつけあい、まだ後姿のみえるサクラに気づかれないよう、ちいさく小突きあっている二人にとうとう噴きだしてしまった。 「おまえら、サクラの父親?」 「るっせーってば!」 「だまれ!」 「先生としては、おまえらのどっちにもサクラあげたくないけどなあ」 呟いたカカシにナルトとサスケは視線を交わしもしないで口をひらく。 「奇遇だな。オレもナルトももしあんたがサクラに」 「手ぇでもだそうもんな絶対シメてたっつの!」 「――――おまえらな」 これでも何年か前から時期火影とかいわれて上忍の中じゃ出世株もいいところなんですけど、とカカシは湿気た視線を教え子たちにむけ、反撃を繰り出した。 「でもイルカ先生だと、誰も文句いえないよね」 「……」 「……」 う、とナルトの嗚咽が響く。べそべそといきなり涙をこぼし、袖で顔をごしごしと擦る。 「……イルカ先生の裏切り者ォ!けだもの!アカデミーの野獣!不潔だってばよ!」 ただしく負け犬の遠吠えだった。応えるように、とおくどこかで物寂しく犬の遠吠えが響いた。夕陽はきれいに赤かった。 背中が煤けてるってこういうことなんだろう、とカカシは思いつつサスケの斜め後ろを歩いている。ナルトがいつだったか女の子と仲良くしていたときよりもずっとひどくしょ気ているのに、予想は簡単に確信へと変わっていった。 (きっと、失恋がいやだったんじゃないんだ) 失う恋だとしってて思っていた。最初から伝わらなくていいと叶わないでいいと抱えていた気持ちだったに違いない。ずっとずっと深く思って、気づかせることすらしないとかたくサスケは決めていたのだ。 (そんなんじゃなくて) ナルトの相手が「サクラじゃない」ことが厭だったのだ。 おそらくナルトも同じ気持ちだったのだ。自分じゃないなら、サスケがよかったのだ。 「ばかだねえ」 「うるせえ」 「おまえがなんかやんなくてもさ、サクラもナルトもどうにかなるし、できるよ。ちゃんと」 ばっと首だけふりむいたサスケは、カカシをつかの間睨みつけて口を開こうとする。だがすぐ途方にくれた子供のいまにもこぼれそうな眼をする。躊躇うように口を閉じて、うつむいてしまった。 「報いたい、っておまえはいったのって、そういうことだろ。でもあいつらだってお前になんかして欲しくてやったわけじゃないだろ」 迷子になってようやく家にかえってきた子供に食事をしろと当たり前にいう、家族のような無造作な声音になった。のろりと視線をあげたサスケはなにか云いたげに口をときおり動かすのに、けっきょく何も言葉にならないのか閉じてしまう。 鳥のすりこみみたいなものかな、とまるきり迷子そのままの眼をしたサスケに笑ってしまう。図体は大きくなって、きっと情緒もむかしよりそだっているくせに十二歳のころよりなさけない眼差しをしている。仕事をとりあげられた働き蜂みたいだ。 「だけど」 「あいつらにお前がなんかしてやりたいっていうのはいいと思うよ。でもそんな気負わなくたっていいんだよ。あいつらはあいつらなりに、ちゃんとなんでもできるんだから」 お互い背中を向けて別々の場所へ行って、大丈夫な時が来たのだ。死に物狂いで繋ぎ止めなくても体の真ん中で確かに変わらないものがあると気づく。歩き出した道が交わることなくこの世の果てまでつづいていたとしても、手をなんでもないことのように放せることに気づく。 なにを選んで、どの道を歩き出したっていいのだ。白髪になっても思えるくらい、自分の大事な人を泣かさないなら、なにをしたっていいのだ。 「だって」 「うん」 「どうしていいか、わからない」 春のはじまりをつげる、雪解け最初のひとしずくのような、ちいさな声だった。 あいつらになにもできないならどうすればいい、と呟く声音が胸の底を浚っていく。 残ったのは名前のつけようのないくらいありふれたものだった。ばかだなあ、という言葉しか出てこない。 「自分だけのために頑張り続けるのって、やっぱ限界はあるよ。でも他人のためだけってのもやっぱ限界はあるよ。月並みだけどさ、夢とかないの」 「……夢なんて」 「なんてとか、さびしいこと云うなよ。お前のことなんだから」 まだすこし自分より低いところにある頭に手をのせて、髪の毛をやわらかくかき回す。生まれたての動物みたいに湿った熱が伝わってくる。黙りこくったままのサスケにほんとにしょうがないなあと思ってしまう。バランスのとり方があぶなっかしくてしょうがないのだ。 いい加減、歩き出していい頃だ。 「見つかんないなら、考えてみなよ。答えなんてなくたっていいんだし」 「なくていいのか」 「そういうのも有りなんじゃない?暮らしていくことはできるよ。それに当たり前に暮らしてけるって、けっこうすごいことだろ」 当たり前に暮らしてたって色々あるのだ。自分一人の人生がまずあって、そばに誰かがいるならいくつかの人生がたしかにあるのだ。いいことも悪いことも、腹の底からうれしいときも打ちひしがれて立ち上がれないほどのことが、当たり前のようにある。重いでも軽いでもなく、比べることを越えた深さでたしかにある。 「いい人生なんて、最後に自分が笑えるかそうじゃないかって、俺は思うし」 なにせやくざな商売だからねえ、とカカシが呟いた。 「畳の上で死ぬなんて、虫がいいだろ。自分か、自分の大切なのがひどいことになるんだろうって、思うよ。覚悟してたって、悲しいのも辛いのも別ものだしさ」 白眼視されて死んだ父も、左眼を遺していった友も、あの子も、里のためにいってしま った人も、暁に殺された年上の同僚も、みんな行ってしまった。何度味わったって、わかっていたって辛いことも苦いこともかわらない。 いつか自分も置いていくかもしれない。 また置いていかれるのかもしれない。 けれど自分は歩いているし、笑うことだってできるし、誰かを好きになることができている。 (こんなことを、サスケに話せる日がくるなんて) 昔よりずっと好きだ。 サスケだけじゃなく、ナルトのこともサクラのことも、どんどん好きになる。もうカカシに教わることなんてなにもない顔をして歩いていってしまう背中を思った。手を放したのはずっと前のことなのに、いまさら胸に甘みとも苦みともつかないものがこみあげる。 橋にさしかかると、町なみを黒く翳らせた夕映え空が川を金色に光らせていた。眩さに目をほそめる。 「……サクラもなあ。いずれって思ってるけど、現実になるとやっぱり寂しいよね」 どうせ憎まれ口をきくんだろう、と振り向いてカカシは驚いた。サスケの目からいきなり涙がぼろぼろとこぼれ落ちていく。 昔よりずっとずっと誰かを好きになる。やさしくなる。そういう自分を好きだと云える。 生きて日々、色々なものを好きになっていく。 一族のすべてが消えてしまっても、ただ一人おいかけていた兄がいなくなってしまっても、サスケの手のひらからすべてが消えたわけじゃない。残ったものをたしかに大事にも思っている。なにかを、誰かを過ぎるくらいまっすぐ好きになることがちゃんとできるのだ。 「寂しいの?」 俯いて唇を食いしばって嗚咽を堪えるサスケの顔はとてもじゃないけれど見せられたものじゃない。一生サクラは見ることがないんだろうなあ、と思うのに、やらしくもほんのすこしだけ嬉しくなってしまった。ごめんとは云わない。 寂しくなんて、と夕風にまぎれそうなほど小さく、途切れ途切れにいった声は正真正銘の泣き声だ。 ナルトに恋人ができて泣いて、サクラに恋人ができて泣いて、それで寂しくないなんて真っ赤な嘘をついている。 ちょろいなあ、とカカシは思いながら、ほんのすこしだけ笑っている。調子にのって、たーんとお泣き、といったら爪先を踏みにじられた。 「ひどいことしないでよ。愛がないよ」 「そんな気色悪いもん、あるか」 「あるよ」 カカシは笑う。ほんのすこし身をかがめた。昔はきっと膝まで曲げなければきっととどかなかった。些細なことだって嬉しく思える。涙で塩辛くなったキスをそれから唇に落とす。 「……怒った?」 おおきく目を見開いたサスケは、驚いて涙もひっこんだらしい。それでもぐずついた声で、呆然とつぶやいた。 「――あんた」 「うん」 「俺のこと好きなのか」 なにを今更、とカカシは呆れかえって、片眉をもちあげた。サスケの腕をつかんで引きずるように歩きだす。頬にあたる夕陽はいつかの朝日にとても似ている。 「じゃなきゃなんだと思ってたの」 「……」 「答えろよ」 せいぜい声だけ不機嫌をよそおってぶっきらぼうにいえば、困る気配が伝わってくる。カカシはこっそりと笑いながら、おなじ帰り道をあるきだす。金木犀のかおりをのせた風は頬にくすぐったい。指でも細雨にもたやすく散らけてしまうのに、香りは遠くはなれ息苦しいほどなお甘い。 一番はじめの星が光りはじめる夕暮れのことだった。 |
「あすなろは唄う」/カカシサスケ |
カカシ先生の一人勝ちで終わり。 イルサクっていいとおもうんです。 |